中國で開発された地下鉄車両が米國

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中國中車（CRRC ）の子會社である長春軌道客車（Changchun Railway）の開発した米國?ボストン地下鉄用の車両が16日に長春（Changchun）で順調に製造開始し、今年12月には米國に到著予定だ。これは中國では初となる自國の知的財産権を持つ米國國際水準の地下鉄車両になる。

ボストンの地下鉄は米國で最初の地下鉄で、1897年からすでに百年余りの歴史をもつ。2014年10月、同社が計284両、ボストン市內を走る地下鉄二線の入札に參加し、中國の企業が米國の鉄道交通関連の項目で落札したことも世界に向けて大きな注目を集めた。

長春でラインオフしたボストンの地下鉄車両の車體はステンレス製を採用、車両時速は63マイル（時速102キロメートル）、使用年數は30年としている。長春軌道客車の於青松（Yu Qingsong）副総技師の紹介によると、車両の構造強度、安全制御、品質管理システムなどの面では米國基準を採用し、米國基準に基づいて設計した車両としても中國初となった。

また今回の車両は、時速40キロ狀況下で衝突事故などが発生しても、乗客エリアには影響をおよぼさない仕様になっており、二列六両編成で、衝突時の乗客の安全性が保障される。

この中國製のボストン地下鉄車両は米國障害者協會基準（ADA）、米國環境署（Environmental Protection Agency）の標準、米國マサチューセッツ州の公共交通安全運行法案、米國人體工程軍需MIL基準などをクリアしている。車両は自ら開発し、完全な知的財産権を持つ。

2015年9月、中國中車（CRRC）は米國で最初の製造基地――中國中車スプリングフィールド（Springfield）工場を建設した。この敷地40エーカーの工場で、車両の総組立、台車組立、試運行やアフターサービスなど、2018年初頭に操業開始の予定だ。計畫通りであれば、以後の後続車両は同工場で本格生産を実現する。

米國中車マサチュ-セッツ社のカ波（LiBo）副社長は、製品の輸出による外貨獲得から現地化経営の実現まで、これは中國中車の國際化への重要なステップで、「メイドインチャイナ」はますますよくなることを信じる、と語った。