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中國、発熱パックを利用した「インスタント火鍋」が話題 安全面は?

インスタント火鍋の隠れた危険性はあまり知られていない(畫像は人民日報から)。

ネットショップでは発熱パック付きのインスタント食品が大人気

広州市內にある複數のスーパーを取材すると、インスタント火鍋は新商品であるものの、あまりPRはされておらず、種類も少なかった。

しかし、ショッピングサイト?淘寶を見ると、「発熱パック」、「インスタント」などをキーワードとするインスタント火鍋が大人気になっていた。最も売れている商品トップ10を見ると、1ヶ月の販売數が5萬個以上というものも多く、1位の「自熱麻辣小火鍋」は11萬個となっている。

インスタント火鍋は安全?

筆者はインスタント火鍋を買って、開封後に中のタレや食材を上側の容器に入れ、水を注いだ。そして、加熱パックを取り出して容器の下側に入れ、パック全體が浸かるまで水を入れた。それから、上側の容器を下側の容器に入れ、蓋をすると約15分で熱々の火鍋ができた。蓋をして2分もしない間に、下側の容器の中から「ブクブク」という音が聞こえ始め、15分後には容器全體が膨らみ、熱いままだった。蓋を開けると、蒸気が上がった。食べている間も、火鍋はずっと熱々のままだった。

インスタント火鍋に安全性の問題はないのだろうか?発熱パック付きのインスタント食品は人気となっているが、加熱する時の隠れた危険性はあまり知られていない。加熱パックの主な原料は生石灰で、もしパックが破れてしまうと、水が急速に熱くなって容器が変形してしまう。また、中の空気が出る穴が塞がっていると、爆発する危険もある。そのため、広州消防局は、「水を注ぐ前に、必ずパックが破れていないか、空気穴が塞がっていないかなどを確認するように」と注意を呼びかけている。

加熱パックを利用する食品は安全?

業界関係者は、加熱パックを使うインスタント火鍋?食品は、新しい時代のニーズに合わせた商品で、ごく一部の人がターゲットという見方を示す。中國食品産業のアナリスト?朱丹蓬氏は取材に対して、「各火鍋のブランドがインスタント火鍋を打ち出している。また、おやつブランドもそこに參戦しているが、限られた規模にすぎない。インスタント火鍋は、補充型、ユーモラス型、突飛型、周辺型の商品。その登場の仕方や食材、コストパフォーマンス、品質などを見ると、主流商品とはならないと見られる。従來の火鍋と比べると、他の人と一緒に楽しく食べる雰囲気はない。だから、補充という位置づけにすぎない」との見方を示した。

筆者が最近買ったあるインスタント火鍋にはソーセージ、卵、つみれ、レンコン、キクラゲ、タケノコなどの具材9種類、さらに麺が入っていた。火鍋のブランドは、最も一般的な肉系と野菜系を組み合わせた具のほか、ハチノス、牛の赤身肉、ホルモン、ソーセージなど、「珍味」ファンに合わせた商品も打ち出し、商品の細分化を行っている。

その點について、朱氏は、「食品の安全管理が、発熱パックを利用する食品の最大の課題。肉類の具が多すぎると、品質保証が難しい。しかし、野菜ばかりではコストパフォーマンスが下がってしまい、利益を出すのが難しくなる」と指摘した。業界関係者は、安全管理が難しく、利益もなかなか出ないのでれば、発展させるのは難しいと見ている。

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