解散、獨立、移籍：日本的事務所到底是怎麼了？

天下 08-19

思えば2016年は、芸能界の問題が表面化した一年だった。もちろんその代表的な例はSMAPだが、『あまちゃん』などで活躍してきた能年玲奈（現?のん）が所屬プロダクションとの衝突からテレビから姿を消す事態も見られた。

想來2016年可以說是日本藝能界的問題趨於表面化的一年。其中代表性的例子自然是SMAP解散，另外在《海女》等作品中嶄露頭角的能年玲奈（現名：non）因與其所屬的事務所產生矛盾而從電視上消失了。

SMAP解散を経て今年に入っても、芸能人の処遇をめぐって芸能界は注視され続けている。新た問題が生じる一方で、そうした狀況を改善しようとする動きもある。先日報じられたばかりの元SMAPメンバー３人（稲垣吾郎?草なぎ剛?香取慎吾）の獨立も、同様の文脈で注目されている。

就算經歷了SMAP解散一事到了今年，圍繞著藝人的待遇處境問題，藝能界仍然被社會各界關注著。在產生新的問題的同時，藝能界也有人採取著想要改善這一狀況的行動。前些日子報道的原SMAP成員的3人（稻垣吾郎?草彅剛?香取慎吾）的獨立新聞，也一併受到了關注。

民放から消えた能年玲奈

從民放台消失的能年玲奈

最初にとりあげるのは、現在は「のん」の名で活躍する能年玲奈の活動だ。昨年、所屬プロダクションのレプロエンタテインメントからの獨立をめぐって衝突した能年は、現在もNHK以外の民放局の番組に出演できない狀況が続いている。

首先要將目光投向的是現在以「non」之名活動的能年玲奈的工作走向。去年，能年和其所屬的LesPros Entertainment事務所就其獨立事件產生了衝突，現在她仍舊處於無法出演NHK以外的民放台節目的情況。

だが、のん（能年）が主演聲優を務めたアニメ映畫『この世界の片隅に』は、昨年11月に小規模公開でスタートしながらも興行収入25億円を超す大ヒットとなった。それだけでなく評論家が選ぶキネマ旬報ベストテンで第１位となり、２月には、日本アカデミー賞で最優秀アニメーション作品賞を受賞した。それは、メガヒットを記録した『君の名は。』を押しのけての快挙だった。

然而，去年non（能年）擔任主演聲優的動畫電影《在這世界的角落》在11月以小規模公映開始最終卻收穫了25億日元的大熱票房。不僅僅是這樣，在今年由評論家選出的電影旬報best 10中此作還位列第一，在2月的時候，還獲得了日本學院賞最佳動畫作品賞的殊榮。這是超過了大賣作品《你的名字。》的壯舉。

とは言え、それでものん（能年）は地上波放送になかなか出演できない狀況が続いている。これまで所屬してきたレプロが、テレビ局などに対して契約の継続を主張しているからだ。

雖是這樣說，然而non（能年）在地上波放送中無法出演的情況還是在持續著。這是由於她之前所處的事務所LesPros，仍然對各大電視台主張著與她的合約的有效性。

だが、こうした狀況でも昨年12月21日放送のNHK『あさイチ』にのんがゲスト出演した。NHKにとっての能年は、朝ドラ『あまちゃん』を大ヒットに導いた功労者だからだと考えられる。また、民放の「テレビ番組」からは締め出されてはいるが、３月にCMで民放放送に顔を見せた。それが「LINEモバイル」のCMだ。スマホユーザーの多くが使用するアプリを提供しているLINE社がのんを積極的に起用したことは、非常に畫期的なことだった。

但是，處於這種情況下的non卻在去年12月21日播出的NHK的《あさイチ》中作為嘉賓登場。這是因為對於NHK來說，能年是將晨間劇《海女》引向大熱的功臣。另外，她雖然無法出演民放台的「電視節目」，卻在3月民放台播出的廣告中露了臉。那是「LINE MOBILE」的廣告。擁有著非常多使用者的LINE公司積極地起用了non，這對她來說具有劃時代的意義。

清水富美加の移籍騒動

清水富美加的移籍騷動

２月に突然生じたのは、清水富美加の移籍騒動だ。今年の上半期に起きた芸能ニュースでは、もっとも注目に値するものだろう。それは新興宗教団體?幸福の科學への出家でもあったが、芸能事業も手がける同教団への移籍とも捉えられる。

在2月突然間發生的，是清水富美加的移籍騷動。在今年上半年中發生的藝能新聞中，這應該是最值得關注的一件事了。她在新興宗教團體?幸福科學出家，然而我們也可以發現她的演藝事務也一併由教團接手。

このときに注視すべきは、清水の所屬事務所が能年（のん）と同じレプロエンタテインメントだったことだ。清水のレプロに対するギャランティや扱いへの不満は、能年が訴えていたことと重なる點も多い。

此時我們必須注意的是，清水所屬的事務所是和能年（non）一樣的LesPros。清水對於LesPros的報酬及待遇的不滿，與能年所控訴的內容有相當多的重複點。

最終的に清水とレプロの契約は５月に満了し、清水は晴れて幸福の科學に移籍することとなった。これがどのようにして解決にいたったのかは不明だ。なんにせよ、それはいまだに解決を見ない能年とは大きな違いである。

最終清水和LesPros的合約在5月期滿，清水正式向幸福科學移籍。解決方法不詳。不管怎麼說，這與到現在都沒能成功解決的能年有著天大的差別。

公取委が腰を上げる？

公取委行動了起來？

芸能界で相次ぐこうした問題について、かねてからその動向が注目されていたのは公正取引委員會だ。なぜなら、芸能人に圧力をかけて業界から締め出すことは、獨佔禁止法に抵觸する事態ではないか、としばしば指摘されてきたからだ。

對於藝能界接連發生的各種問題，公正取引委員會從早先開始就一直關注其走向。究其原因，是因為藝人迫於壓力而離開業界，雖然並不是與獨佔禁止法相悖的情況，但（公取委）仍然會經常因此被指責。

そんな公正取引委員會が、今年の３月にひとつのアクションを見せた。『芸能人はなぜ干されるのか？』の著書があるフリーライターの星野陽平氏を招いてヒアリングをおこなったのである。公取委のホームページでは、その発表內容も公開されている（PDF「獨佔禁止法をめぐる芸能界の諸問題」）。

就是這樣的公取委，在今年的3月做出了一個行動：邀請了著有《藝人為何被榨乾？》一書的自由作家星野陽平先生召開了一次聽證會。在公取委的官網上，公開了此次聽證會的發表內容（PDF《圍繞獨佔禁止法的藝能界的各種問題》）。

これがどれほどの意味がある動きかは不明だが、昨年、筆者がインタビューした井坂信彥衆議院議員（民進黨）は「一度公取委には話を聞きたい」と述べていた。

雖然不清楚這次行動具有多大的意義，去年筆者採訪的井坂信彥眾議院議員（民進黨）也表示「想要聽聽公取委怎麼講」。

アメリカや韓國と比べると腰の重い日本の公取委が、さまざまな世論を受けてやっと動き出しつつあるのかもしれない。

與美國和韓國相比顯得有些疲軟的日本公取委，在受到各種各樣世間輿論的情況下應該也會採取一些行動吧。

「芸能人の権利を守る」組織の発足

「守護藝人的權利」組織的發起

最後に取り上げるのは、「芸能人の権利を守る」を目的とした日本エンターテイナーライツ協會（ERA）の発足だ。望月宣武?向原栄大朗?安井飛鳥?河西邦剛?佐藤大和の５人の弁護士によって立ち上げられたこの組織は、３つの方針を掲げている。それが以下だ。

最後採取的方法是以「守護藝人的權利」為目的的日本Entertainer Rights協會（ERA）的發起。由望月宣武?向原榮大朗?安井飛鳥?河西邦剛?佐藤大和等五名律師發起成立的這個組織，提出了以下3點方針。

１：芸能人らの権利を守る

1：守護藝人們的權利

２：芸能人らのセカンドキャリア形成を支援する

2：支持藝人們第二職業生涯的發展

３：芸能人らの地位を向上させる

3：提高藝人們的地位

そういえば、SMAP元メンバー３人のニュースが発表された日に、フジテレビ『バイキング』にはERAの発起人でもある佐藤大和弁護士が出演（レギュラー）していた。それは、ERA設立発表からちょうど10日後のことだったにもかかわらず、番組が始まってからなかなか佐藤弁護士に話が振られることはなかった。３人の今後について熱心に議論されていても、司會者はけっして質問しなかったのである。

這樣說來，在SMAP原成員3人退社新聞發表的當天，富士電視台的《HIKING》節目中ERA的發起人之一佐藤大和律師也作為常規成員出演。雖然那時距ERA成立發表才過了10天，但從節目開始話題就很少拋給佐藤律師。就算熱烈地討論著3人今後的發展走向，但主持人卻堅決不提出問題。

社會の見本となる芸能界

作為社會範本的藝能界