是枝裕和+福山雅治+役所廣司=？

天下 09-20

國內での俳優としてのキャリアはもちろん、『SAYURI』や『バベル』など海外の作品でも活躍中の役所広司。9月9日公開となる最新出演作の映畫『三度目の殺人』では念願だったという是枝裕和監督とタッグを組み、得體の知れない不気味な容疑者?三隅を演じている。役所にとって今作の役柄はどのようなチャレンジになったのか、また役者を続ける上でモチベーションとなっているものは何か、現在の心境を聞いた。

作為演員，不只是在日本國內，在《藝妓回憶錄》和《通天塔》等海外電影中也有活躍表現的役所廣司，在9月9日上映的最新電影《第三次的殺人》中如願以償地與是枝裕和導演合作，飾演了真面目不明疑團重重的嫌疑犯·三隅。對於役所來說，本作的角色是一種怎樣的挑戰？以及支撐著他一直堅持演員道路的動力是什麼呢？我們來聽聽他現在的心境。

心に闇を抱えた殺人犯を演じて

飾演了內心陰暗的殺人犯

今作で役所が演じた三隅という男は、解僱された食品加工工場の社長を殺し、30年前にも強盜殺人の前科を持つ容疑者である。死刑はほぼ確実の三隅をなんとか無期懲役に持っていこうと、福山雅治演じる弁護士の重盛は奔走する。ところが接見室で三隅と面會するたびに供述が二転三転していき、重盛は弁護士としての在り方を問われ、不要だと思っていた「真実」を求めていくことになる。そんな中、遂に裁判が幕を開ける。役所はとても闇の深い三隅という役をどのように演じたのだろうか。

在本作中役所飾演的三隅這一男性，是一名涉嫌殺害解僱自己的食品加工工廠的社長，並有著30年前搶劫殺人犯罪前科的嫌疑犯。為讓幾乎要被判為死刑的三隅減刑為無期徒刑，福山雅治飾演的律師重盛努力奔走。然而在接見室中見面時三隅所陳述的口供卻反覆變化，重盛站在律師的角度上質問自己，開始尋求起了並不被需要的「真相」。就這樣，審判的大幕就此拉開。那麼役所究竟會怎樣演繹一個內心陰暗、充滿謎團的三隅呢。

「誰かを憎く思っても、殺すことができてしまう人間と、そうじゃない人間がいます。三隅は人を殺すことができる人間。一見すると社會性を持った人に見えますが、ぬけぬけと噓をつく一面も持っている。そして自分がついた噓を真実だと思い込んでしゃべっているようなところもあるんです。もともと本質的にそういうものを持っていたのか、社會が生んだ怪物のように自然とそういう人格になってしまったのか。どちらにせよ凄く怖いことだなと思いますし、普通の人間ではない、そんな風に解釈しながら演じていました」

「不管多麼憎恨一個人，也有能夠將其殺死的人和無法下手的人存在。三隅就屬於能夠下手的人。乍一看他像是一個具有社會性的人，但其實他也有厚著臉皮撒謊的一面。同時他還會將自己說的謊當做真實情況說出來。他到底原本就是這樣的人，還是在社會的影響下形成了這樣的人格呢。不管怎麼想都會變得非常可怕，我只能一邊對自己解釋這不是一個普通人，一邊演下去。」

今作の監督を務めたのは『そして父になる』や『海街diary』を手掛けた是枝裕和。役所は、「デビュー作『幻の光』から彼の作品が好きでした。今作でようやくお仕事でご一緒することができました」と嬉しそうに語った。

擔任本作導演的是執導了《如父如子》和《海街日記》的是枝裕和。役所愉快地表示：「我從是枝導演的處女作《幻之光》開始就很喜歡他的作品。這回終於可以和他一起工作了。」

「アングルを探ったり色んなことを試される監督で、テイク數も多いのでキャストやスタッフが少しずつくたびれていって…（笑）。でも、それが不思議と嫌なくたびれ方ではないんです。是枝さんが満足するまで撮ろうという覚悟をスタッフからも感じましたし、キャストも是枝さんが撮りたいならもう少し頑張ろうとか、きっと何かが足りないんだろうと自分達に言い聞かせて何度もチャレンジしていました。それは今まで多くの経験を積んできた是枝さんの持つ力だと思います」

「由於他是會摸索著各種角度做各種嘗試的導演，所以他拍戲的take數也特別多，把演員和工作人員搞得都有點兒心累了…（笑）。但是，不可思議的是，這並不是讓人討厭的那種心累。工作人員們都抱著讓是枝導演拍到滿意的覺悟，演員們也都覺得是枝導演想拍的話就要更努力些，肯定是自己哪裡做的不好，而會不斷嘗試去拍好這場戲。我認為這是至今積累了豐富經驗的是枝導演才會擁有的力量。」

福山雅治との真剣勝負だった

這是一場和福山雅治的認真較量

日本の映畫業界で常にチャレンジし続けている是枝監督と仕事をする喜びを感じたという役所。そんな役所に対して「役所さんの力を借りて、福山さんをどう揺さぶっていくか、いかにいじめていくかが今回のコンセプトです（笑）」と是枝監督はコメントしている。三隅VS重盛の接見室でのシーンは、役所広司VS 福山雅治のようでもある。

役所為能和一直給日本電影業界帶來持續挑戰的是枝導演共事而感到開心。對於這樣的役所，是枝導演說：「藉助役所先生的力量，能在多大程度上動搖福山，怎樣也要欺負一下他，是我這回的主要構想（笑）」。三隅VS重盛兩個人的接見室的戲，也可以說是役所廣司VS福山雅治一樣了。

「三隅と重盛の接見室のシーンはとても多かったので、福山さんとは非常に密な感じで撮影していました。2人だけのシーンは、頼れるものは福山さんだけですから。彼はとても誠実に受け答えをしてくれる俳優さんなので、一緒にシーンを作り上げる仲間として凄く頼もしかったです。お互いに「僕はこう演じるから君はこう演じてくれる？」なんてことは一切なかった（笑）。それぞれが準備してきたものを現場でぶつけあってみる。そうすると想像以上のものが生まれるので、その瞬間を逃さないようにお芝居するだけというか。この作品は観ているうちに観客がどんどん重盛の目線になっていくと成功なんじゃないかなと個人的に思っています。三隅は色んな話を重盛にしますが、彼の殺意や動機など本當のところはわからないまま物語が進んでいきます。さらに…裁判をしても真実は分からない、そういったことを監督は今作を通して伝えたいのではないでしょうか」

「由於三隅和重盛在接見室見面的場景非常多，所以我和福山是以非常親近的感覺來拍攝的。因為在只有2人的場景中，能夠依靠的就只有福山了。他是能夠非常誠懇真實地進行應答的演員，作為和我一起構建場景的夥伴，非常可靠。我們互相之間完全沒有例如『我想這樣演，你能這樣演嗎？』這樣的對話（笑）。我們只需要各自做好準備，然後在現場互相碰撞就行了。這樣一來往往會有超出預想的東西產生，在那一瞬間我們為了不讓機會溜走就只有好好演戲。我個人覺得，觀眾們在看這部電影的時候，要是能慢慢將自己代入到重盛的角色中，就是成功了。三隅對重盛說了很多話，在不清楚他的殺意和動機的情況下劇情層層推進。另外…就算進行了審判也無法探明真相，導演大概是想借本作來向大家傳達這一觀點吧。」

三隅のような得體の知れない役と向き合うのは精神的にかなりキツいのではないかと尋ねると「何かで息抜きしようと思っても撮影期間中は三隅が僕の中にくっついてしまって離れないんです」と笑う。

當我們向役所詢問飾演像三隅這樣真面目不明的角色會不會在精神上感覺很痛苦時，役所笑道：「就算有時想要放鬆一下，但在拍攝期間三隅還是會在我身體里，無法完全分離開來。」

役所は常に「新しい仕事」に挑戦し続けている。仕事で一番のモチベーションとなっているものは何だろうか。

您一直挑戰著「全新的工作」。那麼您工作的最大動力是什麼呢？

「初めてご一緒する監督や役者さん、新たに演じる役、そして物語との出會いが仕事の醍醐味です。役作りは一人でもできますが、映畫は一人では作れません。自分で準備している時はいろいろ考えていますが、最終的には衣裝を著て、美術さんが用意してくれたセットに行って、相手役がいて、自分の役を演じて、そこで初めて「あぁ、こういう物語なんだ」って思える。自分が想像しなかったものを、多くの人から影響を與えてもらえることがモチベーションというか「喜び」ですよね。それは監督、相手役、スタッフさん…相対するその人がいないともらえないものです。自分では何もできないのですが、その人の聲を聴いたり表情を見たりすることによって、「よし、最後まで頑張ろう」って思えてくる」

「與初次合作的導演、演員、新角色以及故事情節的相遇是我工作的樂趣。角色塑造可以一個人完成，但是成功的電影沒法一個人來做。我自己在準備的時候雖然也考慮了很多，但在最後穿著劇裝，前往美術人員準備的布景中，和人搭戲，自己演戲，在這時才會有一種『啊，是這樣一個故事啊』這樣的感覺。在大家的影響下發現了很多自己沒有想像到的地方，這與其說是動力，更可以說是一種『喜悅』吧。這都靠導演、對手戲演員、工作人員們…這是沒有他們就無法得到的東西。雖然僅靠自己什麼都做不到，但聽著他們的聲音，看著他們的表情，我就會想著『好，一直努力到最後吧』。」